資金繰り チェーン外れた 自転車か(^O^)
てなわけで(どんなわけだ!)今週の新着目録です。またもや入荷したいばら美喜『大忍法』がこれ書いている時点で珍しく売れ残ってます(笑)。あいかわらず人はバッタバッタ死にますが、ストーリーはまともです。しかしながら出てくる忍法のネーミングセンスが( ̄▽ ̄;。”忍法鯉の滝登り”や”忍法もぬけのから”あたりはまだ許せますが”忍法化けの皮”とか”忍法メザシ”までくると脱力しついでに賞賛しちゃいそうです。
絵柄の可愛らしさは天下一品の赤松セツ子『しあわせの歌』です。この人ほど貸本少女漫画において多大な活躍したのに評価されていない人もいないと思っています。昭和30年代から40年代前半まで、貸本では若木書房のひまわりを中心に、雑誌では週刊マーガレットにおいて多数の作品を発表しました。評価されない理由は、絵柄やストーリーが女の子には受けるが、男性に受けないためだと思われます。少女マンガの評価においてももっぱら価値付けするのは男性中心であって女性ではないからでしょう。ここんとこがとても残念です。貸本が衰退して雑誌が中心になった頃にも活躍されましたが、残念ながらヒットに恵まれずに、単行本化もされることなく雑誌から消えていきました。その後、牧かずまと共にファンシーグッズなどのイラストを手がけていたようですが、今では何をされているのでしょうか。消息を知りたい作家さんではあります。もう少し色々と調べることができたら、牧かずまと赤松セツ子の両名で特集を組んでみたいです。
次はお馴染み三田京子の『黒い舞台の3つの星』。芸能界を舞台に三田京子得意の社会批判がさえる(^^;一作です。
今週の目玉は『セーラームーン原画集全5巻+設定資料集 セット』です。原画集も1,2は珍しくもないですが、4は多少出回っていて3が何故かレア、5はめったに見かけません。設定資料集にいたっては発売部数が少なかったので、単独で出回る事がまずありません。それが証拠に原画集と違ってカラーが少なくて表紙もソフトカバーなのに原画集より定価が高かったのです。さすがに設定資料だけではさびしいので書き下ろしのマンガも収録されていたります。今回のものは全初版(初版以外は存在しない?)、全巻帯付(全プレ応募券の切り取り無し)の美本です。この際まとめていかがでしょー。
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