7月も後半だというのになんだか涼しくて訳の分からない天気が続きますが、お店の方もすっかり怪しい客の入りです。暑くなる前に日干しになりそうです(-_-;。
今週の新着目録です。今週はなんとなくバランスとっております。とりあえず珍しいところでB6ハードカバーが6冊入荷しました。大物はないのですが若木・中村・三島がそれぞれ2冊ずつとバランス取れております(^_^)。その中で少しは珍しい物をピックアップしてみます。
織田のりよし『ミイラ博士』です。表紙がなかなかそそりますが、実際出てくるのはミイラ博士ではなくガイコツ博士だったりします(^^;
珍しい三島書房のB6の珍しい都島京弥のチャンバラ物です(^^;。
A5ソフトの方では貸本SF界の雄(^^;関一彦の『SFマガジン1』が入荷しました。
一目瞭然ですが早川書房の『SFマガジン』とはなんの関係もありません。単なるタイトルのパクリです。短編誌(アンソロジー)でもありません。あくまでも関一彦の個人誌です。しかしこの本の構成はむちゃくちゃです(構成は東考社の桜井さんかな?)(^^;。この本には関一彦の短編2作が掲載されています。その意味でSFマガジンというタイトルは、まあ許せます。しかし表紙にある「宇宙翔けるもの」という別タイトルは掲載された短編のどちらかのタイトルであるのが普通だともうのですが、実のところまるで関係ありません。掲載の短編のタイトルは『火星の砂』と『蝿』です。
次に扉を開いてみます。
扉上部に”カズヒコSF傑作集よりその2 火星の石”とあり扉下部には”火星の砂”とデカク書かれています。なんだか石だか砂だかはっきりしません。じゃあ中身はどうかというと・・・どうやら”火星の石”が正解のようです(^^;。だいたい”カズヒコ傑作集”とはいかなる物だったのでしょうか? ”その2”とあるが”その1”は存在したのでしょうか? もひとつ疑問は”OP87”と書かれていますが、これはいったい何を意味するのでしょうか? 巻末の桜井昌一さん筆の水木しげる単行本予告絵とともに、突っ込みどころ満載(^_^)の一冊です。ついでに併載「蝿」は映画「蝿男」のパクリです(^^;
男性向けでは、ありそうでいがいと出てこない有間しのぶ「ガール・ミーツ・ガール」。女性向けでは最後のファンタジー漫画家の感がある奈知未佐子がお勧めです。そういえばこの間調べていて気がついたのですが、奈知未佐子は水木しげるのアシスタントだったんですね。なんとなく納得するような不思議のような妙な気分です。
1冊だけですが久しぶりに雑誌を入力してみました。少女クラブ昭和35年12月号です。珠玉の時代ですね。東浦美津夫『夕月の山びこ』が掲載されています。
何とも絵のうまい漫画家でした。でも最初から完成された絵を描く漫画家ほど行き詰まるケースが多いような気もします。
所々普段とタッチの違う、こんなにうまい描写にも逆に悩みの片鱗をみるような気がします。
来月のお盆時期の10日(日)〜13日(水)までお休みをいただく予定でおりますm(_ _)m。後半もコミケの関係で変動するかもしれません。”来店するから店開けとかんか〜!”というお客様は、リクエストのメールください。保証の限りではありませんが、なるべく善処はいたしますです(^^;。
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