一昨日、昨日、今日と関東地方は比較的過ごしやすい天気でした。こんな天気(台風は要らないけど)がもう少し続けばと切に願う今日この頃です。
今週の新着目録です。昭和30年代初頭のA5ハードカバー単行本が十数冊。普通の新書版が2種類。
今回単行本のうち6冊を貸本に分類しておりますが、本来は貸本に分類するべきのものではないのですが、当店の便宜上貸本に分類しました。ご了承ください。
まずは山内竜臣「火の鳥」です。トモブックスのバレエ漫画集2になります。バレエ漫画集1は、以前紹介した「赤い靴」です。「赤い靴」は全126ページ中、4色カラーは33ページでしたが、今回の「火の鳥は」、全110ページ中、4色カラーが105ページもあります。ページ数はちょっと減っておりますが、表紙は前回と同じ特色入りの5色カラーで、本文4色カラーに込めた気合いは「赤い靴」を上回りますね。カバーまわりのコンディションがもう一つなので、今回はお安めの値段設定です。
こちらは、あかしや書房少年少女漫画集から2冊。どちらもバレエものです。左は永樹凡人「母恋鳥」。永樹凡人は、その後本名の永木總博(ながきふさひろ)名でアニメーターとなります。パーマンやひみつのアッコちゃんの作画監督などを経て後年は「サザエさん」の仕事などを中心にこなしておりましたが、2010年11月に亡くなられました。アニメーターを目指しただけあって、マンガ家時代もそれなりに動き表現などは上手かった方です。
右はおおのみきお「山百合物語」。バレエ描写はあまり出てきませんが、舞台が当時としては珍しいウィーンという設定の漫画です。
左は、梁取三義原作・はりま昭吾作画・ナカムラマンガシリーズ「二等兵物語」です。「二等兵物語」は、映画(1955年公開)にもなった当時の人気小説でした。
右は、伊勢本史郎原作・香住春吾作画「エンタツの名探偵」第8集です。「エンタツの名探偵」はもともとNHKのラジオドラマでしたが、こちらも爆発的な人気により映画化されたりもしました。
左は、根本進「クリちゃん」1巻です。朝日新聞朝刊で1951年から連載された4コマ漫画をまとめたものです。右は、塩田英二郎「ミーコちゃん」1巻。こちらは読売新聞夕刊で1952年から連載された4コマ漫画をまとめたものです。
今までうちではあまり扱いがなかった、集英社おもしろ漫画文庫から2冊。左は中野正治「ウィリアム・テル」。右は松沢のぼる「ひみつの花園」。
最後は普通の新書版から2冊。
左は、サンコミックス西谷祥子「ジェシカの世界」。右はサンデーコミックスちばてつや「テレビ天使」。サンデーコミックスの少女漫画って何故か微妙な気がします。講談社のコミックスなんかでもそうなんですが、ちばてつやの少女漫画って少年漫画と同じ扱い受けているような気がします。
来週は全く未定です(^^;。