ここのところ週末になると天気悪いですね。ちょっと鬱(^^ゞ
今週の新着目録です。1975年〜80年の「なかよし」がメイン。1冊だけ週刊少女コミックと後は小説ジュニア等の少女小説系が色々。
なかよしの方は「キャンディ・キャンディ」の新連載あたりから。
でもまあ、キャンディ・キャンディに関しては、語り尽くしたような気がするので、今回は別なところを解説。
今回は別府ちづ子。この年代の「なかよし」には結構作品掲載されています。絵は結構達者で可愛い系。内容的には、基本ギャグの人でした。
こちらは、なかよし1975年2月号掲載、別府ちづ子「夢ならおまかせ」読切単行本未収録です。
左は1975年10月号から12月号まで全3回掲載、「エンゼル・トリオ恋ぐるい」。右は1976年4月号から7月号まで全4回掲載、「メリールウの王子さま」単行本未収録。
どれも作品の出来は良いのですが、何故か単行本未収録が多いです。 なかよし時代の作品は単行本が3冊しか出ていない作家さんです。
・「あまい恋のビンづめ」KCなかよし 講談社
・「エンゼルトリオ恋ぐるい」 KCなかよし 講談社
・「なにをこしゃくな!!」スターコミックス 大都社
掲載していたタイミングが悪かったのかちょっと不遇な作家さんでした。
その後レディスに移ったり、企画物の仕事をしていましたが、最近になってハーレクインコミックスでヒットしています。21世紀になって20タイトルほどが出版されました。継続は力なり…ですね。
お次は原ちえこ「うたえ! ポピーちゃん」について。
原作は名木田恵子。連載は1974年10月号から75年9月号まで全12回。単行本にはなりませんでした。内容はポピーちゃんというニックネームの女の子が、色んな実在アイドルに出会うというシロモノです。
まず筆頭はアグネス・チャン。回数的には一番多いです。次にリンリン・ランラン。
桜田淳子に天地真理。まあ実在アイドルがなんだかんだ理由をつけては現れるというストーリー。この手は有名なところで、80年代の奥村真理子「歌って!ナナちゃん」シリーズがありますが、それの70年代版みたいなやつです。
これが何かといえばバンダイグループのポピーという玩具メーカーが出していた「スターにんぎょう ポピーちゃん」との提携企画だったんですね。渡辺プロとサンミュージックも絡んでいたので、ここらへんの当時の女性アイドルが中心でマンガに出演していたようです。
ちなみに1975年10月号から、後継マンガとなる経塚のん「あいLOVEポピーちゃん」が始まります。原作は加津綾子名義ですが同じ名木田恵子。こちらは76年9月号まで続いて、単行本もちゃんと発売されました。
お次はジュニア小説。本来は小説中心に紹介しなければいけないのでしょうが、店主はマンガに偏向しているので(^^ゞ、マンガを紹介します。
まずは集英社の集英社の小説ジュニア。こちらは1968年1月号。あすなひろし「雪の童話」掲載。
こちらは1968年12月号。深井国(フカイヒロー)「踊り子ミレーヌ」。貸本マンガからイラスト系に移行した人ですが、この作品はイラストの絵柄ですが、ちゃんとコマ割もされておりマンガ作品となっております。
お次は「別冊少女の友」から誌名変更された小学館の「ジュニア文芸」。こちらは1970年8月号。松尾美保子「明日の涙に乾杯を」第1回掲載。
旺文社「ジュニア・ライフ」1968年4月創刊号。北野英明「白バラの誘い」。
学研「小説女学生コース」1969年1月号。水森亜土「ミータン劇場」。一応コマ割されたマンガ形式。
立風書房「女学生ロマン」1970年9月号。みつはしちかこ「小さな恋のものがたり」掲載。「女学生ロマン」は、前掲の学研「小説女学生コース」を誌名変更して子会社の立風書房が引き継いだもの。ただし1年程度しか刊行されなかった模様。
今週はこんなところで〜。
来週は今のところちょっと未定です〜。では、また来週〜(^^)/~~~