神保町裏通り日記
 
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2015年
3月29日(日)
天気(曇)

 

 

 昨日は所要があって幕張メッセに行っておりました。そんなわけでも更新遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。

 では今週の新着目録です。単行本と雑誌は少々で、同人誌が中心です。

 

 単行本はわたなべまさこが2冊・左がユーコミックスデラックスで「私生活」。右はわたなべまさこ名作集から「カメリア館」。

 

 

 ぶ〜けは2冊。上は1979年11月号で、あべりつこ「空の上の人形」収録。下がぶ〜けデラックス1981年9月10日号で、あべりつこ「ほほえんだ夏」収録。「ほほえんだ夏」の方が一応現在確認できるあべりつこ最後の作品となります。

 お次は同人誌。今回のおすすめは。ポスト24年組を多数輩出した金沢組の中心であったマンガ研究会ラブリの会誌「ラブリ」です。ラブリに直接、間接に関わったメンバーは、坂田靖子、橋本多佳子、花郁悠紀子、波津彬子、久掛彦見、鳥図明児、象田透児等、ざっと上げただけでもかなりのメンバーでした。

 

 

 

 とりあえず今回アップしたのは「ラブリ」の8号〜11号、25号、30号の6冊です。

 

 ラブリに関してはそんなに詳しいことが分かっているわけではないのですが、1979年の5月の創刊されて90年代初頭に40号くらいまでは刊行されたようです。特に初期の10号くらいまでは月刊から隔月刊くらいという同人誌としてはべらぼうなペースで刊行されました。しかもエッセンスと呼ばれる読者向け新聞やおしらせっ子ちゃんとか「プチラブリ」という別冊まで付いている時期がありました。

 

 購読者向け新聞の「ESSENNCE」は6号目くらいから付いていたようですが、通巻が表記されるのは8号からです。B5サイズの2ページくらいの新聞で初期は青焼きコピーですが、3号目からは読者が増えたのかオフセット印刷になります。

 

 おしらせ的な奴はもうひとつあって「おしらせっ子ちゃん」とか名前がなかったりとバラバラです。こちらはB5サイズで1ページか2ページくらいで、裏面に坂田靖子の8コマ漫画が乗っていたりします。かならず「金沢○○ばなし」とタイトルが付けられ、これも10号くらいは続いたようです。

 

 お次は別冊の「プチラブリ」、100%の確証はないのですが、7号〜10号までの短期間しか付かなかったようです。別冊なんで現像数もかなり少なめのようです。今回付録や別冊も含めそれぞれセットにして販売です。

 中身の方はきりがないのでちょっと面白いトコだけ紹介。

 10号の表紙裏(表2)に記載されたラブリのメンバー相関図です。黒幕の坂田靖子を筆頭にライバル関係や金銭関係など網羅(笑)

 

 左は9号のプチラブリに掲載された、やすたかまる「奇跡の丘」。やすたかまるというのは坂田靖子・橋本多佳子・磨留美樹子の合作ペンネームです。右はラブリ版「黒のもんもん組」。こういったお遊びが上手いのもラブリならではですね。

 お次は以前紹介したバンパイアクラブの「鏡」。今回は3号です。

 

 奈知未佐子「セーラの丘」掲載。竹宮恵子のアシスタントをやっていたあたりの時代でしょうか。

 残りの同人誌は、森野うさぎのアォークとか沖由佳雄のグループ601とかが多めです。

 こちらは1984年の第三回特撮大会のオープニングアニメーションラフ初期設定書。

 

 アンジェ編集部の「アンジェ」とかグループ601の「エピカル」「グランドスラム」とかとかです。

 来週は「ラブリ」の残り(前半部)とか山田ミネコのヒロ書房時代の単行本とかとか予定〜。

 そーいえば東京地区は桜真っ盛りです。花見したい〜。

 

 

2015年
3月21日(土)
天気(晴)

 

 20年来の花粉症がひどくなっちゃった(T_T)。目の痒みや鼻水どころか、咳、微熱、ダルさまで発症。いやー薬飲み始めましたが、久しぶりにツライです〜。

 そんなわけで頭ぼんやりながらの今週の新着目録です。でも今回はいいものあります。

 まずは筆頭、わたなべくにを「眠れる森の姫」です。1957年1月にあかしや書房から刊行されました。この本の特筆すべきは、わたなべくにをの絵の可愛らしさもさりながら、全96ページがフルカラーだという点です。しかも以前紹介した「赤い靴」に匹敵する絵と装丁のこだわりようです。

 内容的にはタイトルからも類推できるように「眠れる森の美女」のコミカライズです。絵の雰囲気からしてディズニーの映画からストーリーを持ってきているかと思ったのですが、どうやら原作ベースにオリジナルでストーリー展開しております。

 

 このページは劇中クライマックスのお姫様が糸車の針に指を刺してしまうシーンです。天井から見下ろすこの構図がなんとも素晴らしいです。このシーンの前後、姫が塔の頂上に登りはじめるところから、針の毒で階下に落ちるまでのシーケンスの描写は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい出来です。
 窓から漏れる光、ろうそくの光などの描写(これは作者というよりも活版を作った職人の腕前)も素晴らしい。
 もうひとつ指摘したいのはクライマックスシーンの流れに不自然さが無いことである。通常この時代のカラー付き単行本(例えばナカムラマンガシリーズ)においてクライマックスシーンに使われるカラー部分は通常のモノクロ部分より早めに入稿しなければならない。クライマックスを仕上げて後からその他の部分を作画するとどうしてもコマの流れとしては不自然になってしまう。その点この作品は全ページフルカラーなのでその不自然さが全くない。この点も素晴らしい。
 ただしキスして目覚めるシーンは当時としてはやはりご禁制だっtらしくてカットしてますね(笑)
 小口のヤケシミがありますが、非貸本でコンディションもかなり良いです。

 

 

 桜井ヒロミ、境界線の子シリーズ2冊です。左がシリーズ1の「ミサ」。右がシリーズ2の「姫子」です。今回は入荷しておりませんがシリーズ3に「シロ」という作品もあります。
 発行年代は推定ですが「ミサ」が1968年4月頃、「姫子」が1968年7月頃。
 この境界線の子シリーズというのは、要するに超能力者を主人公としたシリーズです。この時代の少女マンガにしてはかなり珍しい傾向のSF作品です。ただしシリーズであっても一貫した話ではなくそれぞれ背景は別物です。
 「ミサ」の方は空飛ぶ円盤を目撃することにより超能力に目覚めた少女を描いたもの、「姫子」の方は鬼の国の姫様で電撃などの能力を持ち仲間の人間たちもそれぞれ特殊能力を持っているという感じです。
 作者の櫻井ヒロミは以前紹介した新界(新児童少女漫画界)に所属していた方です。他にも角田まき子等が運営していたアトリエ赤と黒にも所属しておりました。今回の単行本の表紙にもアトリエ赤と黒のマークが小さく刻まれております。また新界には1963年ころから1969年の6年間ほど所属しておりました。
 6年間所属していても桜井ヒロミはかなり寡作で現状把握している作品もわずかです。
・小さなねたみ
・おかあさん
・ヒロコの冒険記
・ミサ
・姫子
・シロ
・マキの物語
・ミス神さまがあらわれた
・零を殺せ
 長短合わせてわずか9作品ほどです。
 作画は表紙を見ても結構イケてるのがわかりますが作中の描写も結構凝ってます。


 ただし少々ムラッ気があるのか作画のレベルがあまり安定はしておりません。

 新界はプロレベルに達したとみなされると卒業と銘打って会を離れるのですが、桜井ヒロミに関しては1969年10月の若草63号の卒業後に姿を見なくなります。ペンネームを変えて書いていた可能性も捨てきれないのですが、今のところ存在を確認できておりません。才能があった方だけに少々残念でございます。
 今回の「ミサ」、「姫子」ともに非貸本で並上〜美本クラスです。めったに出ない単行本ですのでお勧めです。

 小学館ミニレディー百科39でミニレディーピクチャーブックス1の「清水哲太郎・森下洋子のバレエファンタジー」です。「バレエ入門」に比べてかなり出てこないシロモノです。ピクチャーブックすと銘打つだけあって、かなり写真の比重が高い本でもあります。

 お次は雑誌。今回の見所は別冊と増刊のなかよし。特に中堅どころの単行本未収録が満載です。

 

 まずはなかよし1980年1月号。志摩ようこ「寒い朝の悲劇」単行本未収録

 

 増刊なかよし1975年7月号。高橋千鶴「たよりにしないで子ねこちゃん」単行本未収録。

 

 増刊なかよし1976年7月号。水上澄子「アップルパイがやけるまで」単行本未収録。

 

 増刊なかよし1977年2月号。あさぎり夕「赤い風船にさようなら」単行本未収録。

 別冊なかよし1975年4月号。別府ちづ子「ルウと気まぐれ三姉妹」単行本未収録。

 

 別冊なかよし1975年11月号。原ちえこ「初恋赤とんぼ」単行本未収録。

 まだまだ単行本未収録満載ですが、今回はこんなところで〜。

 次回は同人誌です。珍しいものでます〜。

 ああ、また忘れておりました。来週の目録更新は28日土曜日ではなく29日日曜日に行います。店舗の営業も土曜日休みで日曜日営業となります。来週は変則になって大変申し訳ありません。よろしくお願い致します。

 

 

2015年
3月14日(土)
天気(曇)

 

 ちょっと暖かくなってきました。

 今週の新着目録です。先週の予告と裏腹に全く雑誌がありません。すいません。確定申告作っていたらちょっと時間が足りなくなりまして(^^ゞ。今回はてあたりしだいいろいろバラバラ。

 

 せがわ真子の代表作、「花詩集」全4巻。コンディションは並〜。右は太刀掛秀子「ミルキーウェイ」。

 

高丘千栄子「スミレ草ぽんぽん」。象山先生シリーズ4作品が載っている短篇集。

 胸の「美」のペンダントが輝くと「ぱお〜ん!!」と象に変身する象山先生。店主がだいすきな漫画で(笑)

 

 

 1970年代後半から1980年代前半にかけて活躍したバンパイアクラブの機関誌「鏡」です。主筆は真乃呼さん。ゲストが結構豊富でかがみあきら、中村計、吾妻ひでお、なにわあい、高橋葉介など。まあゲストはイラスト中心ですがそれにしても結構良いメンツです。

 

 イラスト集には小学館フラワーデラックスの木原敏江「吟遊詩人」と白泉社チェリッシュブック・ピュア版「ロックの絵本」。どちらも微妙な出にくさあります。

 

 雑誌は1冊だけ。マンが奇想天外臨時増刊号「パロディ・マンガ大全集」です。どの作品もそれなりにパロディとして出来は良いのですが、1作品だけ上げろと言われれば、やはり日野日出志の「銅羅衛門」ですね。今じゃ間違ってもこんな雑誌は出せません。

 

 こちらは「トーマの心臓」複製原画。小学館叢書として「トーマの心臓」刊行された際のプレゼント企画品だと思われます。右側はその際の封筒です。

 

 左はりぼんカラーコミック9、水野英子「ローマの休日」。珍しいのですが、コンディションも悪いです。右は集英社版の「ベルサイユのばら」。フィルムコミックでマンガではないです。

 最後は「キャンディ・キャンディ イラストレーションブック」。『なかよし』の付録だったものです。年代ははっきりしませんが一応連載時期の付録だと思われます。文庫本サイズ、折込で14ページ相当です。

 今週はお知らせが色々。


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 3月12日に宝島社から「大人の少女マンガ手帖」が刊行されました。A4サイズ141ページ定価1300円(税抜き)です。1970年代少女マンガの情報が満載です。
 今回当店は直接関係ないのですが、連動のスペシャル企画ということで「あの書店に聞く!!」で取り上げられました。

http://konomanga.jp/special/27547-2

 1970年代の少女マンガ5作品を店主がちょっと紹介しております(^^ゞ。是非ご覧になってみてください。(Wbeのみで本誌には掲載されておりません)

 

 漫画の手帖69号出ました。今回もあいかわらずの店主の雑文掲載。ついでにチラシの「B録16」にも雑文書きました。

 もひとつ告知。昨年神保町の中野書店さんが惜しくも閉店してしまったのですが、その後継として夢野書店が昨日13日にオープンいたしました。場所は旧中野書店と同じ場所です。取扱いジャンルはマンガ専門。当店と違って少年マンガもありますので、是非ごひいきに。

 来週こそは雑誌やるぞ〜!

 

 

 

2015年
3月7日(土)
天気
(曇り時々雨)

 

 表の看板があんまりボロボロになっちゃったのでパウチで新しく作りなおしました。

 こんな感じです。店の中もほぼ(98%くらい)少女マンガなんで、看板にももう少女マンガとしかもう書きません(^^ゞ。絵柄はずいぶんと前にざちお(小谷あたる)さんに描いていただいたやつです。今回はずいぶんと可愛らしい絵柄なりました。まあ扱っているのも少女マンガで可愛いものだらけだし…。可愛くないのは店主くらいのものです。すいません(^^ゞ。

 今週の新着目録です。今週は雑誌だけ。りぼん1990年台が2冊、別冊少女フレンドが8冊、別冊少女フレンド増刊号が2冊、ぶ〜けが13冊です。

 

 りぼんの90年台はなかなか入荷がないので久しぶりです。

 

 別冊少女フレンドは1974年〜82年位まで。

 

 別冊少女フレンド増刊号は1977年1月号と1978年4月号の2冊。

 

 ぶ〜けは1978年〜82年とわりかし初期の頃のものです。

 今回はあんまり解説するものもないので解説パスです。手抜きで申し訳ないです。

 来週はまた雑誌あたりを予定です。

 ではでは〜。

 

 

2015年
2月28日(土)
天気(晴)

 

 

  おかげさまで100円セールは好評です。好評で売れる割には次々と補充するので、ちっとも減った気がしません(^^ゞ。そんなわけでもう少し100円セール続けようと思います。是非この機会にご来店ください。

 ところで先週の新着目録で紹介し忘れちゃった(アルツハイマーか!)のがあるので、遅くなりましたがちょっと紹介。

 なかよし1996年9月号付録で「恐怖の館」です。95年、96年、97年の計3回でました。これはそのうちの96年のもの。

 

 左は犬木加奈子「三途の川」。右は上野すばる「魔夏の森」。どちらも怖くて結構面白いです。

 では引き続き今週の新着目録です。

 まずは雑誌から。

 

 別冊マーガレット1965年12月号です。松本零士・牧美也子合作「わたしのエル」総集編前編掲載号です。

 

 以前販売した際は、北島洋子と木内千鶴子の作品が全落丁という痛恨のコンディションでしたが、今回は問題なし。画像左は、池川伸治「消えたママ」。右は北島洋子「アンジェラの星」。

 他雑誌の新規は…

 

 週刊少女フレンド1963年6月16日号。細川知栄子「なくなパリっ子」掲載。

 

 週刊少女フレンド1964年5月31日号。細野みち子「白鳥少女」掲載。

 お次はコミックス。

 

 左はあつたゆりこ「星への誓い」。あつたゆりこというと怪奇モノのほうが有名ですが、これは純正少女マンガ。右は大和和紀「スタンバイOKで〜す」。旧KCフレンドの570番です。

 今回の個人的おすすめはこれ。おがたけいこ(小形啓子)「フランチェスカの白い庭」。ひばりヒットコミックスで、別冊少女コミックや週刊少女コミックに掲載した作品をまとめたものです。

 上の画像は「歌の翼」から。嫉妬に狂った女性から硫酸ぶっかけられた女性歌手が、真の歌手としての実力をつかむお話。初出は週刊少女コミック1978年1月22日号・

 こちらは表題作の「フランチェスカの白い庭」。いわゆる「ジェニーの肖像」系(水野英子「セシリア」とか萩尾望都「マリーン」とかとか)に属するSF作品。初出は別冊少女コミック1975年4月号。

 少女マンガと劇画を併せたような強いタッチの絵柄で、結構好きなマンガ家さんでしたが、残念がらコミックスのあまり出なかった方で、単行本はこれともう1冊「ハイネ」の伝記マンガくらいです。さびしいですねぇ。

 今週はこれくらいで、あとはお知らせ。


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 まずは昨年12月17日に逝去された中野書店の中野智之さんお別れの会です。3月18日(水)17時〜19時。場所は東京古書会館の地下ホール。会費は1000円です。落語や和太鼓など中野智之さんにお世話になった方もお世話した方も、是非平服で気軽にお別れ会にいらしてください。


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 春の古本まつりに併せて、東京古書会館にて「松本零士講演会」を開催いたします。会期は3月29日(日)14時半〜16時半。場所は東京古書会館地下ホール。会費は2000円です。お申し込みは東京古書会館・松本零士講演会係(電話03−3293−0161 平日10時から18時受付)。先着150名様までです。

 来週は別冊少女フレンドとか増刊少女フレンドとかとか辺りの予定です。

 

 

2015年
2月21日(土)
天気(晴)

 

 

 開業したのが2002年の2月18日でした。13年が経過しました。よく続いたものでございます。これもひとえにお客様のご愛願のとご支援の賜だと存じます。これからもよろしくお願い申し上げます。

 今週の火曜日から店頭100円均一セールやっております。

 こんな感じです。ケースとその背後に積んであるのが100円です。狭いお店なんで大して並べることも出来ないのですが、ちょっとレア物なんかも混ぜておりますのでぜひご来店お待ちしております。一応開催は2月いっぱいの予定です。

 では今週の新着目録です。点数少ないのですが、資料物とか同人誌とかです。

 まずは『少女クラブ 仲よし便り』。昭和26年ころに少女クラブの愛読者向けに発行した新聞のようなものです。多少の詳細はこちらに

 お次は参加申込書。カタログではないのでご注意を。

 

 左は1975年8月3日に行われた、少女まんがフェスティバルの参加申込書。主催は鈴木光明率いる三日月会。幹事は清水秀雄・柴田昌弘などが行った。会場は横浜市南公会堂で、参加費1000円、人数は700人限定でした。内容は展示とかゲームとか展示に使った原画のオークションなどが行われたようです。
 申込書の表紙のイラストカットは、いまいかおる・河あきら・ささやななえ・竹宮恵子・萩尾望都・三原順・くらもちふさこ・柴田昌弘・さそうなおこ・高橋亮子・山田ミネコ・小室しげ子・和田慎二・市川ジュンとそうそうたるメンバー。ただしこの表紙のイラストカットは前回の74年開催の出席者であって、75年も出席したかどうかは不明。このメンバーの原画のオークションて今考えたら恐ろしいくらい凄い(^^ゞ

 こちらは第4回日本漫画大会の参加申込書。開催は1975年7月26日27日の二日間だったようです。日本漫画大会はSF大会を運営していたメンバーで行っていた大会です。SF大会と似たような運営形式で、26日の晩は合宿も行ったようです。

 こちらはまんがファン・フェスティバル’75実行委員会発行の「愛国手帳」。ものものしい誌名ですが、ようはみんなが集まった時に麻生美ゲームのやり方とか、歌とかを記載したパンフ代わりのもの。1975年4月1日発行。このフェスティバルも上記の日本漫画大会と同じメンバーで運営されていたようです。

 以上参加申込書他3点はセットで販売いたします。

 お次は同人誌。

 

 かの有名な「クラリスマガジン」1号と2号。なんで有名かといえば、同人誌即売会であまりに売れたので、再販予約を某アニメ誌で募ったところものすごい数の申し込みが来ました。ところが某関係者(サークルの関係者ではなく再販時の関係者)が申し込みのお金を受け付けるだけ受け付けといて発送しなかったのですね。しかも印刷した分の一部を転売してしまっていたという。当時としては同人誌界最大の詐欺事件とか言われておりました。

 表紙はわかる人にはわかる某有名漫画家さん。奥付に記載がないので、ここで記すことはしませんが、まあある程度の年代の人間ならすぐわかると思います。

 詐欺に関しては「クラリスマガジン」を発行した責任者に問題があるのではないので、その点誤解なきように。

 ついでに「漫画の手帖」の古いところを。今現在は漫画の手帖の判型はA5版ですが、初期はB6版でした。一応今回はB6版の頃の本誌と増刊をです。上記の画像は「0号」。一応20円と値段は記載されておりますが、無料配布だったそうです。これが最初かというと実は「準備号」というものが存在したようです。「準備号」に関してはわたしも見たことありません。今度見せてください藤本さん(^_^)。

 お次は4号。石森章太郎のインタビューとか、伝説の喫茶店コボタンの話とか。

 猫漫画特集で10人のマンガ家にインタビュー。萩尾望都さんにはインタビュー断られたようです(^^ゞ。

 大塚康生さんにインタビュー。おお、吾妻さんの「めぞんギガント」が…。

 

 お次、10号から14号までに宮ア駿さんのインタビュー。しかし今考えたら凄いメンツにインタビューしてるね。連続ものなので5冊セットにします。このインタビューの内容は実のところちょっと過激で転載しにくいらしいです(^^ゞ。

 15号です。この号からかの有名な「ぬいぐるみ殺人事件」が始まります。第1回は新井素子でした。

 最後は増刊号で締めくくり。

 

 左は「漫画の手帖 ないしょの増刊号」。ないしょっつーくらいなもんですから結構レアで、実は今週の一番の目玉商品だったりする(笑)。非売品で限定200部で、しかも藤本さんと佐野さんのハンコまで押してあるよ(笑)。シリアルナンバーは21番です。
 内容は「こうしてぼくらは漫画の手帖した」というサブタイトル通りに、いかに「漫画の手帖」を立ち上げたとか、宮ア駿さんへのインタビューのウラ話とかとか。8ページしかないですが、内容は濃いです。実は10号に掲載された高橋葉介の漫画のオチはこれ読まないと意味不明なんですよ。
 右は1985年夏の増刊号。こちらは普通(笑)に増刊号。

 今週はコンナところで〜。来週は未定でございます〜。

 

 

2015年
2月14日(土)
天気(晴)

 

 次の日曜、月曜と中央市の大市があって、更に日曜日は「漫画の手帖」の原稿締め切りで、更に更に火曜日は100円均一セールはじめなきゃいけないし、本当に仕事が終わるのだろうか。

 そんなわけで今週の新着目録です。 前述のとおり仕事に追われて目録にしわ寄せが来ちゃいました。点数が少なくてほんとスミマセン。

 今週は榛野なな恵と高階良子。

 

 

 「Papa told me 完全版」全3巻です。完全版と言っても全話収録されているわけではなくて、連載時のカラーなどを再現しているという点で完全版とうたっております。各巻に初回限定で付録がついており、右上がポップアップカード、左下が栞、右下がシールとなっております。各巻帯と付録付きのセットです。

 お次は榛野なな恵のセブンティーンコミックス。全部揃ったので、出版順に並べてみました。

 

 左はデビュー作でデビュー単行本の「キューピッド・ベイビー」。右は「ハイジが来た日」。

 

 左は「今宵あなたの見る夢は」。右が「パイナップル・モーニング」

 

 左は「ビッグキッドブルース」。右は「グリーンロマンス」全3巻。今回2巻目に難ありなので安めの設定にしてます。

 

 左は「あした船にのって…」。右は「ピーチパイ・デイズ」。個人的には初期の3冊がやっぱり好きでした。

 榛野なな恵の最後は「榛野なな恵ポストカード・ギャラリー」。箱付きでコンディションも良好です。

 

 高階良子は若木書房ティーンコミックス「ヘア・プリンセス」と旧KCフレンド「地獄でメスがひかる」。コンディションに関してはどちらもちょっと難有りです。

 今日はこれから大市の設営の手伝いに行ってきまーす!

 来週は同人誌とか資料系になる予定です。ではでは〜。

 あ、100円均一セールは2月17日には開催いたします。よろしくお願いたします。

 

 

2015年
2月11日(水)
天気(晴)

 

 前回の日記で予告した100円均一セールですが、よくよく考えたら今週は中央市の大市でした(^^ゞ。

 てなわけで100円均一セールは来週17日の火曜日から行います。現在100円にする本の選別中です。お楽しみに〜!

 そんだけじゃナンナンで、ちょっとお知らせ。

 鈴木光明の往年の名作「もも子探偵長」がついに単行本化されました。

 販売は復刊ドットコムが行います。販売サイトはこちらです。

 ではまた今週の土曜日に。

 

2015年
2月7日(土)
天気(晴)

 

 当店も今月の20日近辺で開業13年になります。もうそんなに経つんだなぁと感慨もひとしお(^^ゞ。別な意味ではわたしも歳とったもんだなぁと…(^^ゞ。
 まあそんなわけで、それに合わせて今年は店頭100円均一セールでも開催してみようかと考えています。まだ準備が整っていませんが、12日ころまでには準備したいと思います。開始にあたってはこちらのページで告知いたします。通販のお客様には申し訳ありませんが、店頭だけで通販はありません。 よろしくお願いたします。

 今週の新着目録です。 付録はなかよしが多め。更にあさぎり夕のものが多いです。他は別冊セブンティーンと週刊マーガレットが少々。

 

 まずはりぼんの付録。左は一条ゆかり「砂の城イラストブック」。折込でB4サイズのピンナップが3枚綴じ込まれております。 右は「デザイナーセット」(一条ゆかりのデザイナーではありません(^^ゞ)。赤座ひではるのカーブ定規、みよしららのイメージ定規、みをまことの折り畳み定規、 アルファベットのイニシャル定規の4点セット。

 池野恋「愛良ちゃん スターノート」

 次はなかよし。

 

 たかなししずえのペンスタンド。キャラクター不明、年代不明と不明づくしの一品(^^ゞ

 

 なかよし1985年の1月号付録。オールスターわいわいプリント。アイロンプリントです。B5サイズで2面あります。

 

 左は、あさぎり夕「なな色マジック レターセット」。封筒と封印用のシールと普通の便せんと透明な便せん(多分便せんだと思うのですが…)とビニール製のケースのセット。
 右は同じくあさぎり夕「なな色マジック イラストコレクション」。16ページのオールカラーです。

 こちらもあさぎり夕で「アイ・BOY レターセット」。円形のCDの形を模したレターセット。封筒は普通の形ですが、便せんが丸い形です。

 

 あとはレターパッドとかレポートパッドとか色々。

 

左はポストカードコレクション、作者はひうらさとる・竹田真理子・森下さとみ・八木ちあき・高杉菜穂子・わだかずよの6名。右は高杉菜穂子「指輪物語 レターセット」。

 付録の最後は、なかよし1989年カレンダー。絵はあさぎり夕・ 高杉菜穂子・竹田真理子・秋元奈美・松本洋子・八木ちあき・ひうらさとる。

 雑誌の方はほとんど売り切れ補充。新規は別冊セブンティーンが2冊だけ。

 

 こちらは1971年6月号。西谷祥子「ぼくたちのバラード」単行本未収録です。

 今週はこんなところで〜。来週は今のところ未定です〜。

 続いてお知らせのコーナー。

 

 今月2日発売の少年画報社「ゆるゆる ねこぱんち」に、小谷あたる(ざちお)さんの「ナナとやさしいノラ猫」が掲載されました。猫好きな方は是非どうぞ〜。

 ついでに先週のコミティアで私が買ったものをちょっとだけ紹介。

 

 左は空想夢想会:狐面イエリ「HAPPY END STORY」。恋に落ちた獣人と人間の終焉の物語。ハッピーじゃないけどはハッピーエンドのお話。
 右はcoccus:御御御「ごはんができたよ」。前作「まきげちゃんとぶーちゃん」の巻中話。まきげちゃんとぶーちゃんが一緒にご飯を食べるお話。とってもいいお話です。

 ちなみにお店では販売していないのでご注意を。

 ではまた来週〜。あ、100円均一セールは準備ができ次第お知らせいたします〜。

 

 

2015年
1月31日(土)
天気(晴)

 

 

 昨日の雪のような雨のような天気と打って変わって東京地方の今日はいい天気です。

 今週の新着目録です。あんまり量がない(^^ゞ。単行本ちょっとと雑誌チョットと小学館ミニレディ百科がちょっと。

 まずは以前にも紹介した、こいわ美保子「真夜中のシンデレラ」。普段は出ないのに立て続くときは立て続きます。今回のものはカバー背にちょっと裂けがあります。前回のは書き込みがあったりでなかなかコンディションの良いのが出ないでスミマセン。

 里中満智子「コミック天使 1巻」です。里中満智子のKC500番代としてはあまり出てこない方の部類です。全2巻なんですが、今回は1巻のみです。

 本村三四子「ガッツななかまたち」。ビニカバ版でちょっとコンディション悪いですが、これもあまり見かけません。

 篠有紀子「アルトの声の少女」全3巻。唐突ですが、懐かしい(遠い目)

 

 

 駒絵工房発行のみやわき心太郎「わたしの愛するおばかさん」。貸本時代の作品をまとめたものです。デビュー作の「顔」も掲載されております。デッドストック品でコンディションは大変よいです。

 雑誌の方はまず、りぼん1974年10月大増刊号。

 

 右は、みおをまこと「森はよんでいる」。みをまことというと「キノコ・キノコ」の絵柄しか思い浮かばないのですが、こんな感じのシリアス物の作品もあることはあるんですね。

 

 ささやななえ「風の唄」。なかなかに名作なんですが、なぜか単行本未収録ですね。右は城章子のデビュー作「恋の変身方程式」。

 おつぎは「ぴょんぴょん」。

 

 ぴょんぴょん1991年10月号。紙川ちか(西原ちか)「おさわがせマイケル」単行本未収録です。紙川ちかにペンネームを変更した理由は結婚して姓が変わったからということらしいです。

 

 ぴょんぴょん1991年11月号。マヤよーこ「デュエットで走ろう」新連載。マヤよーこもあまり単行本が出てない作家さんです。ちょっとさびしい。

 

 ぴょんぴょん1992年1月号。中森衣都「ママは小学4年生」。アニメのコミカライズ作品。サンライズの少女向けアニメ作品てすごく珍しい気がする。

 残りは小学館ミレディー百科。

 

 左はシリーズ20の「星の神話入門」。右はシリーズ27「愛の星うらない」。

 こちらはシリーズ15「バレエ入門」。90年台に再販された後期装丁です。ただし中身は初期装丁のものと一緒です。

 今週はこんなところで〜。明日はコミティアに行ってきまーす。

 

 

 

2015年
1月24日(土)
天気(晴)

 

 寒い〜。

 今週の新着目録です。付録と単行本と貸本。

 単行本は講談社系のみ。

 

 いがらしゆみこ「メイミー・エンジェル」全4巻と「ティンクル・スター2」。

 

 曽祢まさこ「氷の城」と「ダーク・クイーン」。

 

 志摩ようこ「恋のクッション作ります」と大和和紀「レディーミツコ」。レディーミツコは、クーデンホーフ光子の伝記漫画です。日本ではあまりクーデンホーフ光子は有名ではありませんが、ヨーロッパではわりかし有名人です。光子の次男はEUの礎を築いたリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー伯爵です。

 お次はグッズ系付録。今回はなかよしの付録がちょっと多め。ただし、なかよしの付録は正確な号数が不明な奴が多いです。理由は簡単で付録自体に本誌号数の記載がないから(^^ゞ

 いがらしゆみこ「メイミー・エンジェル」トランプ。多分1980年前後。

 こちらも同じいがらしゆみこで、「ティンクル・スター2」トランプ。こちらは1984年で月数は不明。

 たかなししずえ「おはようスパンク!」トランプ。1980年前後。

 あさぎり夕「こっちむいてラブ」トランプ。1983年。

 猫部ねこ「きんぎょ注意報!」トランプ。1990年前後。

 上の2枚は年代不明のイラストシート。裏面はお菓子とか料理のレシピ。10枚ありますがこれで全部かとかなんという名称だったのかもよくわからない。分からないづくしの一品(^^ゞ

 あべゆりこ「わんころべえ」の銀行預金通帳。中身はお小遣い帳。

 

 ノートが2点。左が松本洋子「ストロベリー探偵団」。右があさぎり夕「あこがれ冒険者」。

 あさぎり夕イラストの「ヘルシーメニュー8」。”8”はメニューが8種類の意味。

 チャオの付録のクッキングカード。イラストは佐香厚子。

 

 

 今回りぼんの付録はちょっとだけ。左が池野恋「なるみちゃん 海だいすきバッグ」。右が高田エミ「シロちゃんスイートファイル」

 

 

 

 貸本マンガは、若木書房「こだま」が4冊。No.59、No.61、No.63、No.65です。ところでNO,65というのは2冊存在します。

 これがもう1冊の「こだま No.65」です。これに関しては単なる通巻の振り間違いのようです。本来No.66に印刷するはずのものだったものを65に間違えてしまったようです。

 今度の2月で開店13周年になります。なにかイベント考えなきゃな〜。ではまた来週。

 

 

 

2015年
1月17日(土)
天気(曇)

 

 

 インフルエンザが大流行のようですね。かくゆうわたしもちょっと背筋がゾクゾク。やばいかな(^^ゞ

 今週の新着目録です。文具類と付録のグッズ系です。

 

 

 先ずは、キャンディ・キャンディのバッグ類。上はショルダーバッグ。下はビニール製のニーチバッグです。メーカーはタニイ(株)という、キャラクター商品をメインに作っていた会社ですが数年前に倒産したようです。

 キャンディ・キャンディのハンカチーフ。ちゃんと許諾を受けた製品ですがメーカーが不明です。

 

 お次は下敷き。左が牧美也子でショウワノート製。右が谷ゆき子でサンスター文具製。

 

 あべりつこの下敷き2種類。1975年頃の製品で講談社の許諾シールが張ってあります。メーカーはレイメイ藤井だと思われます。

 

 お次は筆入れ。左が青池保子でミツカン文具製作所。このメーカも今はないようです。右はあべりつこ。メーカーは上の下敷きと一緒でレイメイ藤井。

 最後はあべりつこのピクチャアボード。要はジグソーパズルです。100ピースほどの子供向け。絵柄は「家なき子」です。メーカーはアポロ社。ジグソーパズルでは老舗ですね。裏面はクレヨンボードになってます。

 お次は全プレ。

 別冊マーガレットの1980年前後のものと思われます。4面がスタンプになっており、それぞれ・くらもちふさこ・亜月ゆう・多田かおる・茶木ひろみのイラスト。

 全プレは今回1点だけ。次はグッズ系付録。

 

 上から陸奥A子ジョイフルレターびんせん。下左は年代不明のクリップボード。本来輪ゴムでクリップ部で挟むようになっていますが輪ゴムの経年劣化のため付けておりません。下右はロマンスパッド。

 田渕由美子のデュエットノート。ノートとメモが一体になったおしゃれなノート。

 あとはトランプ色々。

  

 左は陸奥A子、オリジナル・ファンタジックカード。右は小田空、空くんトランプ。

  

 左は小椋冬美、ファッショナブル・トランプ。右は池野恋、ランゼ・アニメ・トランプ

  

 左は池野恋・萩岩睦美・本田恵子・樹原ちさと、アイドル4トランプ。右は本田恵子、RIO&RYOトランプ。

  

 左は池野恋・本田恵子・樹原ちさと・佐々木潤子、ニューアイドル4トラベル・トランプ。右は高須賀由枝・藤井みほな・吉住渉・種村有菜、りぼんアイドル・ワールド・トランプ。

 最後が岡田あーみん・柊あおい・高田エミ・樹原ちさと・水沢めぐみ、元気アイドル5人のドキドキえにっきトランプ。

 今週はこんなもんで〜。

 来週は引き続きグッズ系付録。なかよし系が多いと思われます。

 

 

 

2015年
1月10日(土)
天気(晴)

 

 本年最初の通常目録更新です。前回は臨時です(^^ゞ

 では今年も行ってみよーの新着目録です。

 雑誌は1冊のみ。

 

 別冊りぼん1967年夏の号です。背に通巻No.7と掲載されています。判型はA5版で基本的にマンガは2作品しか掲載されませんでした(全てがそうだったわけではありません)。しかも1作品はカラーシリーズからの再掲載。この号は安藤ちえ子「赤毛のアン」と水野英子「奇跡の人」。当時の定価は140円で全408ページ。マンガ一気読みしたい人には良い雑誌だったのかもしれません。季刊発行でおそらく8冊刊行されたようです。そのあとはB5版にもどりますが、B5版がどのくらい発行されたかはちょっと不明です。

 お次は付録でマスコットコミックスシリーズ。

 

 マスコットコミック1,2。わたなべまさこ「王女ミナコ」前後編

 マスコットコミック4,5。水野英子「ハニー・ハニーのすてきな冒険」前後編。

 

 マスコットコミック7。牧美也子「りぼんのワルツ」後編。マスコットシリーズ8。木山茂「忘れじの面影」。

 マスコットコミックスは1968年のりぼん大増刊と別冊りぼんの付録として付いていたものです。全部で8冊あります。何故かタイトルによって古書として出てくる比率が極端に変わります。水野英子「ハニー・ハニーのすてきな冒険」が一番出て来やすく、木山茂「忘れじの面影」が一番出てきません。ところで「忘れじの面影」ですが、1948年公開の同名映画のコミカライズだと思っていたら、どうやらオリジナルのようです。絵も何だか木山茂っぽくないです。

 付録はもひとつ講談社なかよしのなかよしコミック別冊シリーズで坂本ミドリ「ミニの女王」前後編。同名の単行本と中身は基本同じなのですが、ページ数が違います。単行本は本文214ページですが、付録版は前編128ページ、後編126ページ、合計254ページです。単行本収録時に色々とコマをいじくって40ページほどカットされています。40ページカットとは結構大変な作業でしたね。ちなみに付録版の表紙は谷悠紀子の画です。

 単行本の方は全てKCなかよし。

 佐藤まり子の「シュガーポットのないしょ話」入荷。なぜか入荷するときは立て続け(^^ゞ

 

 曽祢まさこ「OH! 離婚家族」と志摩ようこ「リリアーナの黒髪」。姉妹で1冊ずつ(^^ゞ

 最後は、松島裕子の単行本全4冊がまとめて入荷したのでちょっと解説。松島裕子は、なかよし1966年年6月増刊号の「CQCQ愛してます」がデビュー作。活躍の場は1976年〜1980年までの「なかよし」「なかよし増刊号」「なかよしデラックス」。活動期間は5年と結構短い方です。4冊出た単行本の収録作品を列挙しておきます。


「 ちひろの童話図書館」KCN262

収録作
・ちひろの童話図書館
・CQCQ 愛しています
・いちごハウスで見つけたの
・先生は高校2年生
・午後8時のティータイム
・海にかかれたラブレター



「おしゃべりなバニラエッセンス」KCN287

収録作
・ おしゃべりなバニラエッセンス
・さよならの伝言を
・お星様からのメッセージ
・恋せよミルクボーイ
・おばかさんよマコトくん
・花のように風のように



「グリーンノートらぶれたぁ」KCN320

収録作
・グリーンノートらぶれたぁ
・たべちゃうぞ! マロンちゃん
・真夜中のティータイム
・あなたの魔法にかかったの!
・ショパンはやさしすぎて


「ブラボー・べースボール」KCN335

収録作
・ブラボー・べースボール
・初恋サンドイッチはいかが?
・チョコパフェにさよなら
・恋が苦手なキューピッド
・デイジ−ヒルからの手紙

 こうやって見ると短編ばかりで長編を描かなかった方のようです。70年代の正統派少女漫画家という感じでした。

 今週はこんなところで〜。来週はグッズとか付録とかやりたいと思います〜。

 あ〜、いかんいかん書き忘れた!

 

 「漫画の手帖 TOKUMARU11」が冬コミで発行されました。今回も店主の雑文付き。ついでにチラシの「B録15」にも雑文書きました。お店にお寄りの際は是非どうぞ〜。

 

 

 

 

2015年
1月5日(月)
天気(晴)

 

 新年あけましておめでとうございますm(_ _)m。本年もよろしくお願い致します。

 本年最初の目録更新は番外編です。風虎通信の同人誌のみです。普通の目録を期待していた方は申し訳ありません。通常の目録更新は1月10日から行います。

 Leroy J. Krzycki著T.H.Grace訳「小型液体ロケットエンジンの作り方」(原題「How to DESIGN,BUILD and TEST SMALL LIQUID-FUEL ROCKET ENGINES」)
 発行:風虎書房 売価:800円

 風虎通信同人誌ご注文のお客さは、以下の内容を明記の上、メールにてご連絡ください。
・書籍名
・冊数  (ご注文多数の場合はご希望冊数が販売できない可能性もあります)
・送付方法:
 ゆうメール:追跡不可、時間指定不可 代金引換可能(代引の場合のみ追跡可) 1冊の場合送料215円
 ゆうパック:追跡可、時間指定可能、代金引換え可能 距離に応じて送料変わります 時間指定(午前、12時~14時、14時~16時、16時~18時、18時~20時、20時~21時)
 レターパックライト(追跡可:投函 360円)
 レターパックプラス(追跡可:手渡し 510円)

・お支払い方法
 1)郵便振替(振替用紙を同封いたします)
 2)ジャパンネット銀行(発送後口座番号をご連絡いたします)
 3)代金引換(別途手数料390円必要です)レターパックの場合不可
・送付先:郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号

 また取り置きの際はメールまたは電話にてその旨ご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 さすがにこれだけではさびしいので、もうちょっと書きます。

 年末の30日はコミケで「漫画の手帖」のサークルで売り子を手伝っておりました。おとなりのサークルが永野のりこさんでした。せっかくお隣になったのでちょっと購入しようとしたら、逆に色々と頂いてしまった(^^ゞ。というわけで頂いた同人誌の紹介。(注:当店で販売は致しておりません(^^ゞ)

 今回のコミケの新刊。永野のりこ「宇宙の底の永遠の原(トワノハラ)」です。双葉町への一時帰宅と1970年万博の子供の頃の記憶が交錯するノンフィクション。著者入魂というよりも魂の叫びのような作品。原発に賛成の人も反対の人も是非読んで欲しい1冊です。(でもどうやら完売らしいです)。

 ついでにもうひとつ

 西野美容室:KAMEJI「だまってエサを食え」。表紙見れば分かる通り「ポーの一族」の二次創作。往年の名作「ポルの一族」を彷彿させる(^^ゞ。18ページのコピー紙で100円でした。

 ついでにお知らせ。


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 2015年2月6日(金)〜5月31日(日)にかけて、三原順没後20年展「三原順復活祭」が米沢嘉博記念図書館にて開催されます。原画なんかの展示が行われるようです。入場無料なので是非どうぞ。

 ではまた今週土曜日に。

 

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮