今週もちょっと天気不順です。三寒四温の頃ですが、なんだかなかなか暖かくなりません(^^ゞ。
今週の新着目録です。同人誌とかグッズ系とかイロイロごちゃごちゃ。
まずは普通に画集。
竹宮恵子「Passe Compose −過去完了形−」。一応画集の分類ですが、マンガ作品が載っていたり、ウィーンの旅行記が載っていたり、中島梓と永井豪と3人での座談会が載っていたりとバラエティ豊かで豪華な単行本です。
お次は珍しいひとみの付録。ひとみ1978年9月号付録でせがわ真子のレターセットです。便せん内部もカラーで、封筒も1枚ずつデザインが違うなど結構凝った作りです。
お次はカレンダー3点です。上が白泉社で青池保子「Z ツェット」。下左が秋田書店で青池保子「エロイカより愛をこめて」。下右が白泉社で成田美名子「エイリアン通り」。3点とも1984年のもので、サイズはB3(漫画雑誌4面分)です。
お次は全員プレゼントグッズ。
成田美名子「みき&ユーティ」のハンカチ。27×27cmの大きさ
萩尾望都「トーマの心臓」のハンカチ。40×40cmのサイズ。
こちらは三原順「はみだしっ子」の布製壁掛けラック。デザインと色違いで3点がセットになっております。
こちらは牧美也子デザインのハンカチ。27×27cmの大きさで、付録なのか販売物なのか詳細が不明です。
お次は同人誌。
まんが研究会ラブリ発行「ピグマリオン 3号」です。坂田靖子「ミス・キニヤンさようなら」と花郁悠紀子「小妖精」掲載。
本号の発行は1977年4月だが、坂田靖子「ミス・キニヤンさようなら」は最終ページに1974年5月8日と記載されている。肉筆回覧誌時代の作品なのかもしれない。
ジェット・プロポスト社発行「6020」。森博嗣「エクスプレッション キョート」とささきすばる「PYJAMARAMA」掲載。夫婦仲良く掲載(この時点で夫婦だったかどうかは不明ですが)。
チェシャ・キャット・カンパニー「COLLECTION 2nd」。青木俊直「赤い橋」掲載。
左が居村慎二の個人集「ラグナロック」。併載で「愛しのブク」。
右は銀河領プロジェクト発行「APEIRON 恐怖への招待」です。太田忠司・武生佳・小沢淳・他。ちなみこれだけはマンガじゃなくて小説の同人誌です。
同人誌というよりは商業誌に近い「ふしぎな仲間たち」ですが、一部新刊書店にも置かれた同人誌という位置づけのほうが正しいような気がします。なので同人誌に分類しておきます(^^ゞ
こちらは1977年1・2月号。発行は基本的に隔月で、この号で通巻8号目です。
左下は、おかざき優「愛の墓標」。右は綴じ込み付録で「奇跡クラブ」。この奇跡クラブには当時の同人誌の紹介とかイベント(コミケ5)の紹介とかが載ってます。結構当時のマンガ同人の事情がわかって面白いです。
おかざき優以外にもよだひできとか富所和子なんかも描いてます。
こちらは1977年3・4月号。下左はやまだ紫「踏切り」。下右は、田中希美「ジョセフのお茶会」。
このやまだ紫の「踏切り」という作品ですが、遺族(旦那さん)が運営しているサイトで調べてみたら、単行本未収録でなおかつ作品リストにも未掲載の作品でした。このサイトで年譜を確認したところ1972年〜1978年まで子育てのため休筆していたようです。復帰第1作が1978年のギャルズライフ掲載「わたしの青い星」とありましたが、実際はこの「踏切り」という作品のようです。
今週はこんなところで〜。
「漫画の手帖 71号」出ました。今回の表紙はなんと巴里夫です。「思い出あれこれ」というエッセイも新連載スタートです。店主の駄文は置いといて、ファンのかたはぜひ入手しましょう(笑)。
イベントでの初売りはだいぶ先ですが、5月のコミティアとなります。当店にもちょっと置いてありますので、是非どうぞ〜。
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先日ご案内した村上もとか講演会の詳細が決まりましたのでご案内いたします。
・神保町さくらみちフェスティバル 第6回神保町連続まんが講座
村上もとか講演会 「フイチンさんとその時代」
日時:2016年4月2日 午後2時〜4時
会場:東京古書会館7F(神田小川町3−22)
料金:1,000円
予約先:03-3293-0161 (東京古書会館 月〜金 10:00〜18:00)
講演後にサイン会も開催されます(当日会場で「フイチン再見! 7巻」を購入された方限定)
100名様までですのでお申し込みはお早めに〜。
ではまた来週〜。