神保町裏通り日記  
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8月26日(土)
天気(曇)
売上(-_-)

 

 

 二十四節気で云う処暑になりました。暑さがようやく少し収まる頃という意味の通り、昨日あたりからちょっと風が秋めいて参りました。身体も少し楽ちんです。

 今週の新着目録です。コミケ明けと云うこともあって新刊も3冊出ております。

 ということでまずは新刊から。

 さわらび本工房から3冊目の忠津陽子コレクション、「お金ためます!」が発行されました。巻末にちょこっとインタビューなんかも載っております。忠津ファンの方、如何でしょうか。

 もう2点は、コミケ終了後の毎度恒例風虎書房から。

 

 左は水城徹「宇宙の傑作機No.10:アポロ誘導コンピュータ」。ネタの濃さが命の同人誌にあって、これだけ濃いネタも珍しいでしょう。宇宙マニアにもコンピュータマニアにもお勧め。
 右は浜田一穂「世界の競争自動車No2:シャパラル2D/2F」。こちらもかなりマニアック。

 今回はプレミアム本も濃いです。

 青池保子「コーラとひょうたん」旧KCフレンドで初版です。状態もこの時代のものとしてはマアマアです。

 今週はセットものがちょっとありました。

 

 左は、ひだのぶこ「氷上の恋人たち」全3巻。右は粕谷紀子「森はなに色」全7巻です。粕谷紀子も近年じわじわと人気が出ております。

 

 左は、あすなひろしの代表作「哀しい人々」全3巻。右は、若林健次「ドトウの笹口組」全9巻。個人的には、笹口組の山ちゃんがお見合いする話が凄く好きでした。

 雑誌は週刊セブンティーンと月刊セブンティーンです。
 週刊セブンティーンの創刊は1968年。週刊マーガレットの受け皿として中高生を主体とした誌面作りであった。基本的には時代によって多少量の変動はあるけれど、マンガだけではなく読み物やファッション、アイドルなどの情報も豊富だった。月刊セブンティーンは当初「別冊セブンティーン」として刊行され1973年に呼称を「月刊セブンティーン」と変更しました。

 今回の雑誌の売りは、やはりというか毎度おなじみというか、西谷祥子です。今回も4作品ほど単行本未収録があります。

 

 こちらは週刊の方での連載作品。左が週刊セブンティーン1970年1号掲載「まちがえられた花嫁」。右は1971年41号掲載「おしゃべりな姫子」。

 こちらは別冊での読切り。学生運動をテーマにした「かれっじ・ブルース」。

 こちらも101ページの長編読切り、太平洋戦争の悲劇を描いた「わが魂の清ければ」。
 しかし1970年の西谷祥子の仕事量ってものすごい(^^;、連載読切り併せて33タイトルも作品描いております。しかも週刊連載が8本もあります(^^;

 来週はちょっと未定です。

 

 

8月19日(土)
天気(暑)
売上−

 

 

 今週は夏休みのため新着目録も日記もお休みです。m(_ _)m

 

8月12日(土)
天気(晴れ時々雷雨)
売上(^^;;;;

 

 僭越ながら来週は夏期休暇ということで14日〜20日まで1週間お休みを頂きますm(_ _)m。店を始めてから1週間もまとめて休みを取ることは今まではなかったのですが、今回市場の休みもちょうどよいぐあいに重なったので、思い切って休むことにしました。店もヒマだしね(^^;;;;;;。珍しく長い休みなので、普段出来ない何かをやること云うと、別に何も予定はなかったりします。地味な夏休みですが、まあこんなもんでしょ(^_^)。
 お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。ちなみに来週の目録更新もお休みになります。つーことで何卒よろしくm(_ _)m

 今週の新着目録。マーガレットと別冊マーガレットと新書が3冊(^^;。ちょっと少なすぎ〜。店主夏バテで、目録も夏バテ気味〜。

 

 

 今回は別冊マーガレット1969年あたりと、年代的には美味しいところですが、残念ながら表紙周りの状態はあまりよくありません。そのぶんちょっとお安目に〜。忠津陽子とかこやのかずこの単行本未収録が多い時代です。

 単行本は

 旧KCシリーズでは珍しいホラーもの(他にはわたなべまさこがあるくらいか)、高階良子「地獄でメスがひかる」です。作者の初期代表作で3回くらいは復刻されている筈です。カバー状態がよくないのでこれも安目の値段設定で〜(と書いたところで売り切れた(^^;)。

 

 他には、ひばり黒枠のさがみゆき「蛇塚の死霊娘」。こちらも4回は復刻した人気作。同時収録は「お墓に手首と指三本」。なんだかよく分からないタイトル(^^;。

 最後は相変わらずの人気商品、巴里夫「チャオ!ミニミニ団」。これだけ古書で人気がある割には、巴里夫って復刻されないですね。なぜなんでしょう。

 明日はコミケに行ってきます。暑そうだな〜。

 で終わろうとして、一つ忘れもの

 昨年の冬コミで発行した、THE SEIJI「青空みどりの逆襲」を拡大販売(なんだそりゃ)いたします。サイン入れろとかの要望にもお応えしますので、まあこの際一つよしなに(^^;
(って勝手に書いちゃったけど、SEIJIさんサインの件はよろしくね(^^)/~~~)

 

 

8月5日(土)
天気(晴)
売上(^^;

 

 ようやく夏らしくなって参りました。暑いの苦手なんですけどね(^^;

 久しぶりに「今月のお奨め」を更新しました。”今月”というからには毎月更新しないと本当はいけないのですが、なかなかかなかなネタも余裕も無かったりするので、そこら辺はひとつ盛大に大きな心で見守ってやってくださいませ。
 というわけで「画本柳樽」。久しぶりの和本です。というかお奨めコーナーでは初めての和本です。古本屋としてのアイデンティティの確認のためにも、たまには古典籍でも・・・。でもまあ、これも江戸時代の漫画本といえないことはないか(^^;

 

 では今週の新着目録。前々回のJUNEの残りと今をときめく吾妻ひでお。

 JUNEは1983年11月号から1987年7月号までの20冊。ちょっとだけ歯抜けあります。JUNEもこうやって子細に見ると、意外な人が執筆していたりします。

 

 左は1984年1月号掲載、奈知未佐子「森の中に…」。右は1983年11月号掲載、杉浦日向子「花に風」。

 

 左は1984年11月号掲載、花輪和一「暗魔山」。右は1987年3月号掲載、一丸「負けるもんか」。

 面白いところでは、これ。

 西炯子の実質的デビュー作と思われます。1986年11月号掲載、西桂子名義「太陽の下の17歳」。もっとも1986年5月号の竹宮恵子お絵かき教室に習作として8ページ作品が掲載されておりますが・・。

 雑誌以外は一つだけ(^^;

 1984年に双葉社から発行された吾妻ひでお「ひでおコレクション 全7巻」。

 

 全巻ともカバーをとると、同一背景で女の子だけがいない表紙が出てくるという、ちょっと面白い装丁でした。

 来週はいよいよ夏コミですね。私は今回は単に遊びに行くだけです(^_^)。きっと地獄のように暑いんだろーな。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮