二十四節気で云う処暑になりました。暑さがようやく少し収まる頃という意味の通り、昨日あたりからちょっと風が秋めいて参りました。身体も少し楽ちんです。
今週の新着目録です。コミケ明けと云うこともあって新刊も3冊出ております。
ということでまずは新刊から。
さわらび本工房から3冊目の忠津陽子コレクション、「お金ためます!」が発行されました。巻末にちょこっとインタビューなんかも載っております。忠津ファンの方、如何でしょうか。
もう2点は、コミケ終了後の毎度恒例風虎書房から。
左は水城徹「宇宙の傑作機No.10:アポロ誘導コンピュータ」。ネタの濃さが命の同人誌にあって、これだけ濃いネタも珍しいでしょう。宇宙マニアにもコンピュータマニアにもお勧め。
右は浜田一穂「世界の競争自動車No2:シャパラル2D/2F」。こちらもかなりマニアック。
今回はプレミアム本も濃いです。
青池保子「コーラとひょうたん」旧KCフレンドで初版です。状態もこの時代のものとしてはマアマアです。
今週はセットものがちょっとありました。
左は、ひだのぶこ「氷上の恋人たち」全3巻。右は粕谷紀子「森はなに色」全7巻です。粕谷紀子も近年じわじわと人気が出ております。
左は、あすなひろしの代表作「哀しい人々」全3巻。右は、若林健次「ドトウの笹口組」全9巻。個人的には、笹口組の山ちゃんがお見合いする話が凄く好きでした。
雑誌は週刊セブンティーンと月刊セブンティーンです。
週刊セブンティーンの創刊は1968年。週刊マーガレットの受け皿として中高生を主体とした誌面作りであった。基本的には時代によって多少量の変動はあるけれど、マンガだけではなく読み物やファッション、アイドルなどの情報も豊富だった。月刊セブンティーンは当初「別冊セブンティーン」として刊行され1973年に呼称を「月刊セブンティーン」と変更しました。
今回の雑誌の売りは、やはりというか毎度おなじみというか、西谷祥子です。今回も4作品ほど単行本未収録があります。
こちらは週刊の方での連載作品。左が週刊セブンティーン1970年1号掲載「まちがえられた花嫁」。右は1971年41号掲載「おしゃべりな姫子」。
こちらは別冊での読切り。学生運動をテーマにした「かれっじ・ブルース」。
こちらも101ページの長編読切り、太平洋戦争の悲劇を描いた「わが魂の清ければ」。
しかし1970年の西谷祥子の仕事量ってものすごい(^^;、連載読切り併せて33タイトルも作品描いております。しかも週刊連載が8本もあります(^^;
来週はちょっと未定です。