神保町裏通り日記 
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7月28日(土)
天気(暑)
売上orz

 

 暑いです! これで東京地方は梅雨明けしていないなんて嘘みたいです(T_T;

 今週は某出版社の依頼により2人のマンガ家さんにインタビューしてきました。暑い中2日連続で慣れない仕事したら、ちょっと夏ばて気味になりました。昨日ウナギを食べてちょっと盛り返しましたが。

 2人のマンガ家さんというのは、高橋真琴先生と牧美也子先生です。両先生ともに、お元気で今も創作活動に励んでおられました。インタビューの企画趣旨は30年代の少女マンガということで、色々と資料も持ち込んでお話を伺ったのですが、企画意図に沿った話がちゃんと伺えたかは、夏バテ気味のインタビュアーが頭半分ショートし掛かっていたのでちょっとだけ心許ない気もします。

 このインタビュー記事は、8月25日発売の彷書月刊9月号に掲載されます。ご興味のある方は是非どうぞ。

 それでは今週の新着目録です。メインは、わたなべまさこ「白馬の少女」付録版22冊。

 「白馬の少女」は、集英社『少女ブック』1959年9月号〜1962年8月号の約3年間に渡って連載された作品です。幼い頃、海賊に誘拐されたデージイ(みちる)が南の島と日本で繰り広げる、波瀾万丈の物語です。量的には本誌が5ページ〜10ページ程度のカラー掲載、付録の方は60ページ前後のモノクロ掲載。総ページ数は2000ページ前後あったと思われます。未だかつて単行本化されなかった事と少女ブック本誌と付録に毎月またがって掲載されたため、完全に読むことが難しい作品でもあります。

 

 

 他は坂田靖子「アモンとアスラエール」ラブリ版です。同人誌に分類するには装丁がよいのですが、ラブリ発行なので一応同人誌に分類しておきます。

 来週はプリンセスとレア本少しの予定。相変わらず予定は未定と云うことで一つおねがいいたします(^^;。

 

 

7月21日(土)
天気(曇)
売上orz

 

 相変わらずすっきりしない天気が続きます。東京地方はちょっと蒸し暑いどんよりした天気でした。まあ、極端に暑い日が少ないのが救いですが。

 今週の新着目録です。1975年から1980年のプリンセス34冊(ただし新規追加は9冊で残りは補充)と少女漫画新書6冊です。

 プリンセスに関しては、以前さんざん書いたのでちょっとだけ。

 

 左はプリンセス1977年3月号掲載、みすた・べるね(Belne)「デスタン」。これがデビュー作ではないかと思うのですが、ちょっと確証がありません。

 右はプリンセス1980年7月号掲載、長野加代子「12枚綴りのミルキーウェイ」。長野加代子は、なかよしとかコミックモエ等でファンタジーを描き続けた方ですが、こちらもデビュー作がはっきりしません。

 新書の方は、相変わらずの定番が多いです。

 

 左は、みよしらら「マホーランドのマジョリカ」。残念ながら1巻のみ。右は、杉あさみ「渚をかける白いペガサス」。「渚をかける白いペガサス」に関しては、ちょっと思い入れがあります。開業して間もない頃メールで探求本を初めて頼まれたのがこの本でした。以来5年、ようやく見つかりました。しかしながら探求を依頼された方とは連絡のとりようが無くなっておりました(^^;。

 来週の24日(火)、25日(水)と、マンガ家さんのインタビューのお仕事のため、お店の方はお休みいたします。その都合で通販もちょっと遅れるかもしれませんので、ご了承の程よろしくお願いいたしますm(_ _)m。

 

 

7月14日(土)
天気(大雨)
売上orz

 

 台風4号に前線が刺激され、東京地方も今日は大雨。お客きません(^^;。

 今週の新着目録です。週刊少女コミック1982年分、りぼん1992年分、こうの史代3冊です。

 雑誌以外は、こうの史代単行本と同人誌3冊です。

 

 左は双葉社から発行された単行本「夕凪の街 桜の国」。右が同人誌として発行された「夕凪の街」です。特に描き直しとか修正はありません。

 こちらはも少し古い同人誌「ナルカワの日々」。豆本と云うほど小さくはないのですが、ミニサイズの手作り装丁本です。

 「夕凪の街」に関しては、色々な場所でその内容が語られ尽くしていますので、今更個人的に語ることはないのですが、色々と語られたとおりのすばらしい内容だと思います。

 7月28日(一部7月21日)に「夕凪の街 桜の国」の劇場ロードショーが始まります。映画の方は、どのようなできばえか楽しみです。

 今回雑誌の方は、特に語ることがありません(手抜き!)。

 では、また来週。

 

 

7月7日(土)
天気(曇)
売上
orz

 

 七夕です。本日東京地方は曇りです。七夕の日に星が見られるような天気というのは、未だかつてわたしは経験がないのですが、如何なもんでしょうか。新暦だからなんでしょうかね。

 今週の新着目録です。週刊少女コミック1980年〜82年を36冊です。

 1980年4月20日号で川原由美子「KNOCK!]が始まり、

 1980年7月20日号で竹宮恵子「風と木の詩 第2部」が始まり、

 1981年1月5日号で上原きみこ「青春白書」が始まり、

 1981年8月5日号で佐々木淳子「那由他」が始まります。そういう時代です。

 個人的には、

 

 鈴木魅矢とか、

 

 すぎ恵美子とか、

 麻原いつみ(荻丸雅子)なんかが好きでした。

 来週もしつこく週刊少女コミックの予定です。

 あー、ところで今週ちょっと所用があって阿佐ヶ谷の「よるのひるね」さんにお邪魔しました。

 お邪魔ついでに「よるのひるね」さんが復刻された、初山滋「たべるトンちゃん」を購入させていただきました。

 とてもすばらしい本&すばらしい復刻なので、ちょっと紹介。

 

 左の画像が箱、右が本体表紙です。A5ハードカバー本体2色刷背金箔押しの完全復刻です。中に差し込みで初山滋氏のご長男、初山斗作氏の解説が付いております。この解説がまた初山滋氏の人となりをよく表したすばらしい文章です。「よるのひるね」さん拘りの復刻です。これで2,300円+税は、かなりお買い得。

 ご購入は「よるのひるね」さんの販売サイトへどうぞ。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮