神保町裏通り日記  
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11月24日(土)
天気(晴)
売上
_| ̄|○
_| ̄|○
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 ここのところ市場の休みが多くてちょっと暇です。市場に行くことが習慣付いているので、どうも市場が休みだと何となく落ち着かない今日この頃です。

 今週の新着目録です。ちょっと雑誌だけになってしまいました。週刊フレンドと週刊少女コミックです。

 まずはフレンド。細川知栄子はあんまり有りませぬ。1976年から1978年辺りが主体。

 

 この時期の主筆は、なんと言っても里中満智子。執筆量もハンパじゃありません。左の画像は週刊少女フレンド1976年8号〜24号に掲載された「愛の時代」です。この時期は週刊少年マガジンに「さすらい麦子」を連載していた時期と重なります。右はその二つの連載中に書いた読切り週刊少女フレンド1976年10号掲載「野の花のように」です。二つの週刊連載をしながら70ページの読切り作品まで描いてしまうという凄まじさです。私の知り合いの某マンガ家に里中満智子の爪のアカでも飲ませてあげたい(^^;。

 

 他お薦めは、阿保美代と杉本啓子。左は週刊少女フレンド1978年14号に掲載された「ロマンシリーズ51 真夜中のバイオリン」です。阿保美代のロマンシリーズは1976年11号から1978年16号にかけて全53話発表されました。単行本に収録されたのは、そのうちの33話です。結構未収録作品が多い作家ではあります。
 右は週刊少女フレンド1978年8号掲載、杉本啓子「闇のメルヘン4話 たちつてと」です。この時期の杉本啓子の短編は非情にグレード高いと思います。

 お次は少コミ。

 ようやく入荷した細川知栄子「愛の序曲」第1回掲載の週刊少女コミック1973年23号です。今回の追加で、データ的には全15話分コンプリートしました。

 こちらも第1回が欠けていた萩尾望都「スターレッド」第1回掲載、週刊少女コミック1978年23号。この年の36号から週刊少女コミックは月2回刊行に変更となります。

 来週は別冊少女フレンドもしくはラブリーフレンドの予定です。雑誌以外の方は、ちょっと貸本マンガがたまっているので、ひょっとしたらそちらもアップするかもしれません。

 それでは、また(^_^)/~~~

 

 

11月17日(土)
天気(曇)
売上
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○

 

 

 めっきりと寒くなって参りました。売上の方もめっきり寒くなりなりましたが(T_T;。毎年この時期はこんな事ばかり言っておりますが(^^;

 今週の新着目録です。新書とちゃお。

 まずは前々回やり残したマーガレットコミックス・ビニカバ版。

 池田理代子「桜京」。初版でビニカバもマアしっかりしているのですが、ちょっとシミがあります。

 

 それから、わたなべまさこ。左は初期KCフレンド(KC500番台)の「黒ねこがわらった」。右はティーンコミックスデラックス「シャンデリア」全3巻。

 

 左は波間信子「幸のゆりかご」。個人的に好きな作品でした。右は奥村真理子「あいらぶナナちゃん」。残念ながら2巻のみ。

 

 渋めのところもちょっと紹介。左は、あすなひろし「かたばみ抄」。右は、ささやななえ「きんぽうげ」。どちらもサンコミで、どちらも初版。

 雑誌「ちゃお」は、1988年から1991年までと「ちゃおデラックス」が2冊。

 

 左は、ちゃお1989年3月号掲載堀内さちみ(さちみりほ)「日だまりの階段」。堀内さちみ名義での作品がどれだけあるのかは、ちょっと不明。右は、1989年2月号掲載三留まゆみ「大変!ねこまんま」。三留まゆみというと漫画ブリッコなんかを読んでいた世代には「早坂みけ」の名義の方がわかりやすいかもしれません。「いりおもてやまねこなんかこわくない」以降は、映画関係のエッセイとイラストしかやっていないと思ったのですが、こんなところで漫画も描いていたのですね。

 明日はコミティア82です。先ほど大阪からようやくブツが届きまして、無事に販売は出来そうです。

コピー誌 16ページ 販売価格100円(予定)
スペース”そ16a” 「明視距離」

 でもって今確認したら著者名が抜けている_| ̄|○。急遽明日はSEIJIにサインを入れさせながら販売予定となりました。遅刻しないようにねSEIJI先生。

 

 

11月10日(土)
天気(雨)
売上
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○

 

 11月18日(日)コミティア82に出ます。スペース”そ16a”、サークル名「明視距離」です。しかしながら現時点で出す物が全く出来ていないので、よくてもコピー誌少々、最悪バックレル可能性大です(^^;。てなわけで、ざちおさんとこの「はねむすオフライン」と合体サークルなので、そちらのついでにでも覗く程度で十分でございます。

 今週の新着目録です。内田善美少々、三岸せいこ少々(でも全部)、雑誌は「ちゃお」。

 まずは画集と絵本から。

 

 左は久しぶりに入荷、内田善美「ソムニウム夜間飛行記」。カバー表面がアルミコートなので、非情に擦れ易いので神経質な画集でもあります。こちらもちょっとスレがあるし経年の保管シミがあるので並程度です。右は白泉社から出たテレビまんが絵本のシリーズ、山田ミネコ「プリンプリン物語」。絵本と銘打っておりますが、内容的には普通にコマ割りしたマンガです。4色カラーと2色カラー半々で豪華ではあります。一応1巻の表記はありますが、続刊無しの1巻のみです。

 マンガの方も内田善美が2種。

 

 左は「星の時計のリデル」。全3巻とも初版で完結記念のピンナップも付いておりますが、帯欠です。右は「草迷宮・草空間」、こちらも初版だけど帯欠。

 ぶ〜け絡みでもう2冊。

 

 本当にパッと出てパッといなくなってしまった感がある三岸せいこです。独特の世界観がとても心地よかったのですが…。単行本は2冊だけしか出ませんでした。左がデビュー作「スパンクさんのにわとり小屋」を含む「ヴィクトローラきこゆ」、右は「夢みる星にふる雨は…」。どちらも初版(というか初版しかないと思われます)。

 のがみけい「風よ雲」全2巻です。のがみけいでは古書的に一番人気のある作品です。りぼんマスコットコミックス初期の物にしては程度はよいです。

 雑誌「ちゃお」の方は、あまりコメントがありません。

 あだち充「スローステップ」とか、赤石路代「天よりも星よりも」が掲載されていた時代です。

 ちゃお1987年3月号には、上原きみこの数少ない単行本未収録作「愛のイマージュ」が掲載されております。

 来週はまた「ちゃお」の予定です。そろそろ「ちゃお」も打ち止めの予定です。

 

 

11月3日(土)
天気(晴)
売上(寒)

 

 急に寒くなりました。風邪をひきそうな予感がするのですが、気力で持ちこたえる今日この頃です。

 今週の新着目録です。マーガレットコミックス・ビニカバ版主体と別冊少女コミックの増刊だった頃の「ちゃお」と先週の続きの1984年〜1985年の「ちゃお」です。

 まずはマーガレットコミックス。初めての刊行は1967年12月で、シリーズの最初は西谷祥子「マリイ・ルウ」でした。当初は表紙に直接カラー印刷され、専用のビニカバに包まれておりましたが、1974年頃からは、現在のような上カバーに変更されました。初期のビニカバ版はすでに40年近い年月が過ぎているため、ビニカバが収縮したり欠けたりで、なかなか程度の良い物が残っていないのが現状です。

 

  

 左は、浦野千賀子「二死満塁(ツーダンフルベース)」。右は、丘けい子「カリブの女海賊」。

 貸本からは1冊。

 奇人クラブ編集の「アイ 2号」です。1号は比較的出てきますが、2号は珍しいです。正確には貸本ではないのですが、出版が東考社なので便宜上貸本に分類しております。

 お次は「ちゃお」です。倉庫を漁っていたら、別冊少女コミックの増刊号だった時代の「ちゃお」が数冊出てきましたので、一緒にアップしました。

 1976年11月、別冊少女コミック増刊ちゃお掲載、細川知栄子「花の劣等生 ナナにおまかせシリーズ2」です。ナナにおまかせシリーズは、1も2もどちらも単行本未収録です。

 こちらは、ちゃお1984年6月号掲載の「オヨネコぶーにゃん」です。目次には市川みさこの名義しか書かれていないのですが、作画は小道迷子です。アニメの前期版に併せて掲載されていたようなので、おそらく半年程度の連載だったようです。

 えー来週も引き続き、新書と「ちゃお」です。あと少しですが、内田善美も出します。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮