神保町近辺では桜が満開です。
この桜に併せて神保町では、3月28日〜30日の期間さくらみちフェスティバルが開催中です。靖国通りの歩道では古本屋のワゴンも出ております。是非足をお運びください。当店も明日の日曜日は営業しております。
てなわけで今週の新着目録です。ほとんどアニパロマンガ系ですが、一部新書とデラックスマーガレットの古いところがあります。
こちらはデラックスマーガレット1969年秋の号。高橋真琴「最新ウェディングドレス集」はカラーで2ページ。その他西谷祥子の単行本未収録「薔薇少女」も掲載。
こちらはデラックスマーガレット1970年春の号。西谷祥子単行本未収録「行ってしまった小鳥」。他に単行本未収録として、忠津陽子「王女ラフレシア」も掲載。
続いてアニパロコミックスです。
「アニパロコミックス」は、1982年にみのり書房から刊行されました。当初は、月刊OUTの増刊という体裁でした。初期は不定期刊で1986年の11号から隔月刊行になりました。1993年3月号の通巻54号まで続きました。ただし予定されていた廃刊ではなく急な事のようで、誌面のどこにも廃刊のことは書かれておりません。みのり書房の経営上問題とか、キャラの2次使用に関するトラブルとか廃刊の原因はいくつか噂されましたが、ハッキリとは分かりません。
1980年代中盤に「キャプテン翼」のパロディが同人誌を中心に流行出すと、アニパロ自体が一大ムーブメントを巻き起こします。「アニパロコミック」もその波に乗って次々と新しい増刊をだします。
左は1987年の増刊「あなたもマンガ家になれるかな? 特集」。右は1985年11月に出た増刊「アニパロコミックス アンド・ナウ」。
増刊で一番続いたのは「アニパロコミックス・ジュニア」
1988年4月号から1993年2月号まで、通巻22号です。
今回諸般の都合でこちらの商品はセット売りのみとなっております。
ラポートから1984年に刊行された「まんがアニメック」。「アニメック」の増刊として4号まで刊行されました。
庵野秀明、赤井孝美のマンガとか山本鈴美香が載っている、かなり片寄った趣味で編集されたマンガ雑誌でした。
続いて同じラポートから「ステイ」。
要するに「まんがアニメック」の誌名変更です。2号までしか出ませんでした。
布浦翼、和田慎二、中山星香、いまいかおる、冨士宏、伊藤まさや、ゆうきまさみ等が同居する思いっきり趣味に走った誌面でした。
ちなみに編集者の小牧雅伸氏によると「まんがアニメック」は5冊、「スティ」は4冊刊行されたと記されていますが、多分何かの勘違いだと思われます。どんなに探しても「まんがアニメック」は4冊、「ステイ」は2冊しか見つかりません。
マンガ情報誌「ぱふ」の分裂により発生した「ふゅーじょんぷろだくと」。現在の「COMIC BOX]の前身です。マンガ情報誌の割にはマンガが結構載っていて、しかも片寄っていたので個人的には結構好きな雑誌でした。
こちらは「ふゅーじょんぷろだくと1981年10月号」掲載、火野妖子(堀内満里子)「新学期」。
最後は普通の新書から。
佐伯かよの「マーメイド・レポート」。著者サイン付です。
来週は「ロリポップ」と「別冊マーガレット」「りぼん」の売切補充の予定です。