今週の東京地方はちょっと湿気が減って涼しげでしたが、今日辺りからまた暑さが舞い戻って参りました。明日も東京地方は暑そうです(^^;;;;
今週の新着目録は、週刊少女フレンドと曽根富美子の初期単行本と付録漫画とアダルトがちょっとです。
まずは週刊少女フレンドですが1963年の創刊から1970年までの31冊です。でもこの文章を書いている時点で、そのうち17冊が売り切れました(早っ(^^;)。
この時期の週刊少女フレンドの売りといえば、細川知栄子の「星のナギサ」、「東京シンデレラ」、「真珠のいのち」、「バラのゆくえは」、「おしゃれな逃亡者」、「マイ・ラブ」等の単行本未収録連載作品なのですが、毎回同じ話になってしまうので、今回はちょっと趣向を変えて
こちらは週刊少女フレンド1966年15号掲載の谷口ひとみ「エリノア」です。デビュー作の時点で絵もストーリーも完成され、将来を期待されていた方ですが、次回作を準備している段階で夭折されました。マイフレンド1976年秋の号でデビュー作特集が組まれた際に、才能を惜しむ編集者の言葉と共に再掲されていたのが印象的でした。
こちらは1970年4月21日17号掲載、阿部律子「あの人はもうかえらない」(見開き2ページカラー作品)です。阿部律子(あべりつこ)のデビュー作といえば、なかよし増刊1970年8月号の「おにいちゃんとトコとX」なので、この絵物語作品は漫画デビュー前の作品と云うことになります。ただしこの絵物語が商業誌初の作品かどうかの確証は今のところ有りません。
左は週刊フレンド1967年9号掲載の絵物語「さいごの木曽いぬ」です。絵は”磐五十六”という名義ですが、さいとうたかを(もしくはさいとうプロ)です。1966年頃の週刊マガジンに掲載されていた絵物語「バットマン」でも使われていた名義です。
右は週刊少女フレンド1967年21号掲載「絵で見る日本の怪奇大特集」です。構成と絵を水木しげると楳図かずおという怪奇物の2大巨匠が担当しているのが興味深いです。
普通の単行本の方は、
曽根富美子の少女漫画時代の作品が5冊。今回状態はどれも良いです。プリンセスコミックスの「誘惑したい」は、意外と珍しいです。
雑誌付録は
左は少女ブック1957年付録、杵渕やすお「歌う圭子ちゃん」。近藤圭子の幼少時代からの自伝漫画です。状態はこの時代の物としては、かなり良い物です。右は、たかなししずえ「おはよう!スパンク」のはみ出し編、「スパンクのWAOWAO探偵団」です。本編は文庫で復刻されましたが、番外編の方は復刻されずじまいです。
あとはアダルト系がちょっとです。
来週は1971年から80年頃までの週刊少女フレンドの予定です。
そろそろお盆ですが、お盆の予定はまだちょっと未定です。決まりましたら、トップページのカレンダーに反映しますです。