100年に一度の不景気と呼ばれる今日この頃のご時世。古本屋業界にも当たり前のように影響は出ております。これがまあ、単なる不況なのか構造不況なのかはよく分かりませんが…
まあ不景気な話もなんなので、まずは先週の「劇画50周年」記念パーティの報告でも。パーティの趣旨は、辰巳ヨシヒロ氏が『劇画』という言葉を使い出して丁度50年立ったことを祝おうという物です。マンガ家とか編集者とかマンガ周辺関係者?とか総勢70名くらいのパーティでした。
まずは主賓の辰巳ヨシヒロさん。古書業界の大先輩でもあるのですが、最近は古書市場などでもお会いできなくなり実にお久しぶりです。
こちらは左から、みやわき心太郎さん、下元克己さん、旭丘光志さん、勝川克志さん。本当はもっと色々な人を撮ったのですが、携帯のカメラで撮ったので、ピンぼけがひどくまともに撮影できた写真が少なくて(^^;。
そんなかんやで今週の新着目録です。週刊マーガレット1965年から1981年まで45冊です。といっても主体は1968年から70年にかけてデス。
今回は、わたなべまさこ、西谷祥子、忠津陽子、大島弓子の単行本未収録作品豊富です。
まずは、わたなべまさこ。
左は1967年32号掲載、「奥さまは魔女」。テレビ放映に併せたコミカライズです。右は1968年4号掲載「珊瑚礁のかなた」。どちらも連載作品で単行本未収録です。
お次は西谷祥子。
左上は1966年5号掲載、「ごめんあそばせ」。右上は1969年34号掲載、「朝顔さん」。下が1970年7月19日掲載、「どうかだれにもいわないで」。どちらも読み切り作品。他に単行本未収録の連載作品、「チェエリー!」と「クラス・リングは恋してる」も今回新着に含まれております。
お次は忠津陽子。
左は1969年35号掲載、「夏の日にかんぱい!」読み切り作品。右は1972年44号掲載、「ママはライバル」連載作品。他に未収録の連載「パパの青春」もあります。
最後は大島弓子。
1969年36号掲載、「初恋よもういちど!」読み切り作品。右は1969年50号掲載、「その日まで生きたい!」連載作品。
左は1970年12号掲載、「こちらFUJI・X号全員無事…」読み切り作品。ちなみに店主はこの作品をタイトルからSF作品だと思い込んでおりました。主人公はスチュワーデスで航空機事故を題材とした物でした。ちなみに感動実話シリーズと銘打たれておりますが、どうしらべてもこの話に適合する航空機事故は見当たりませんでした(^^;。右は1970年33号掲載、「戦争は終わった」連載作品。
最後は1971年16号掲載、「せめて許して!」読み切り作品。とにかくこの時期の大島弓子はやたらと単行本未収録が目立ちます。作者的にはあまり気に入らない作品が多かったようです。
GWは人並みに4月29日から5月5日までと長めにお休みします。というわけで次週の目録更新はお休みです。次回の目録更新は5月9日になります。よろしくお願いいたします。