昨日今日はちょっと曇っていたので、暑さもちょっとしのぎやすかったです。来週の22日は非常に珍しい日食が観られるようなのですが、残念ながら本州付近は天気悪そうです。
今週の新着目録です。貸本ちょっと、りぼんカラーシリーズ他6点、りぼんマスコットコミックス色々です。
まずは貸本から。
東京漫画出版バンビブック8「母にすみれを」。背には遠藤信一と保谷よしぞうの共同名義になっています。それぞれ2作品ずつ掲載されていて、個人誌というよりは短編集的な要素もあります。遠藤信一としては末期の物となります。
こちらも東京漫画出版。短編集「忘れな草 第1集」です。表紙に牧美也子の表記がありますが、表紙だけでの参加で作品はありません。浅丘マキ、谷ゆきお、遠藤信一の3作品で、巻末にカラーページで松尾美保子「おしゃれ・こうなあ」が掲載。
お次は付録マンガです。
左は少女クラブ1962年3月号付録、細川知栄子「ふたりの白鳥」です。右はりぼん1964年4月号付録、牧美也子「りぼんのワルツ」。どちらもバレエ物です。
上の画像は「ふたりの白鳥」の1シーンです。この年代のマンガで見開き大コマを使うのは非常に珍しいような気がします。(具体的に誰が初めて見開きコマを使ったかは不明ですが。手塚治虫でしょうか? 誰かご存じの方教えてください)
他りぼんカラーシリーズが4点。
左はりぼん1963年5月号付録りぼんカラーブックス、竹本みつる「ふたりの花物語」(カラーブックスになっておりますが、これがカラーシリーズの1番目に相当します)。右は以前掲載した、若木書房の貸本版竹本みつる「ふたりの花物語」です。今回両方揃ったので内容比較してみました。貸本版は全144ページ。付録版は128ページ。ストーリー的には完全に同じですが、作画的には全ページ書き換えられております。おそらく貸本版がベースで、付録版が修正版のようです。
左はりぼん1966年5月号付録りぼんカラーシリーズ37、芳谷圭児「星空のマリア」です。内容的には以前紹介したトモブック社の姫野ひろし「蟻の街のマリア」と同一です。部分的に街の名前を変えていたりしておりますが。
他にカラーシリーズ2点。
左はりぼん1968年5月号付録りぼんカラーシリーズ61、武田京子「君がいるかぎり」。右はりぼん1968年5月号付録りぼんカラーシリーズ61、芳谷圭児「オリバー・ツイスト」。
単行本の方はりぼんマスコットコミックスが色々。1970年代後半の物が主体です。
デビュー単行本だけちょとご紹介。左上、池野恋「ちょっとおとぎ話」。右上、小椋冬美「6月の風にゆれて」。左下、田渕由美子「雪やこんこん」。右下、太刀掛秀子「P.M.3:15ラブ・ポエム」。懐かしい時代です(^^;
来週はちょっとマンガ以外になりそうです。グッズ系の付録もしくは宇宙物の可能性高デス。