気分はもうすっかり秋です。神田界隈の古本屋では初秋といえば一新会大市です(本当か?)。今年は幹事役に選任されちゃったので、対応に大わらわです。業者市なので一般の方には関係ないのですが、一新会大市の開催日は9月30日、10月1日となってます。そのため9月26日(土)〜10月2日(金)まで、実質お店の営業は出来なくなります。ご来店のお客様にはご迷惑をお掛けしますが、ご容赦の程よろしくお願いいたします。
新着目録の方は、何とかこなすつもりでいるのですが、それでも9月26日(土)か10月3日(土)のどちらかの更新が出来ない可能性もあります。そのときにはご容赦を…
しかしこんな時期に1週間もお休みとは、ここんとこ危ない経営がますます危なくなること必至の状況です(^^;;;;;;。
今週の新着目録です。少女クラブ、少女、その他色々。今回点数少なくてすみません。
以前ご紹介した細川知栄子デビュー作「くれないのばら」掲載の「少女クラブ1958年夏のまんが増刊号」が再入荷しました。今回はちょっと状態が悪いので、お値段もちょっとお安めです。
今月(?)のお薦め商品。光文社「少女 1958年 松島トモ子増刊」。表紙から裏表紙の広告に至るまでまるまる松島トモ子の一冊です。1958年です松島トモ子もまだ12歳です。ひとりの子役だけで特集号を作るとは、当時の松島トモ子の人気の程がうかがえます。
こちらは普通の「少女1957年8月号」。横山光輝「母さんふたり」扉カラーや松本あきら単行本未収録作「ほらあなのひみつ」掲載。
こちらは「少女1959年夏休み増刊号」。増刊号なので全部読切り作品です。松本あきら「ねむりの森の少女」扉カラーや赤松セツ子「湖」とか掲載。ちなみに「ねむりの森の少女」は、後述の「華麗なる少女マンガ」に再録されておりますが、元原稿がなく雑誌からの取込なので、かなり画質が違います。扉カラーはよいのですがそれ以降の2色カラーページは歴然と違います。
ついでに引っ張り出してきた「松本零士 華麗ある少女マンガ」。東京三世社の「少年少女SFマンガ競作大全集」の別冊として発行されましたが、本誌と判型が違いB5サイズなので、意外と気が付かない方が多いみたいです。この別冊には松本あきら時代の単行本未収録作品が満載ですが、雑誌取込の作品も多いので画質がちょっとなんなんです。
週刊マーガレットは今回2冊だけ。こちらは週刊マーガレット1969年34号。西谷祥子単行本未収録作品「朝顔さん」掲載。
他、小学館「フォアレディ」が2冊。もう少し在庫があった筈なんですが、すぐに出てきませんでした。創刊号は1981年1月号で、当時”第4のビッグ誕生”と謳われました。第4のビッグというのは、小学館の「ビッグコミック」、「ビッグコミック オリジナル」、「ビッグコミック スピリッツ」につづく4誌目という意味合いでした。創刊直後は隔月ですぐに月刊になりました。池田理代子、水野英子、竹宮恵子、わたなべまさこ等のそうそうたる執筆陣でしたが、時代的に適合しなかったのかあまり部数を伸ばせませんでした。1990年頃廃刊しました。
こちらは主婦と生活社、週刊女性特別編集、佐藤まさあき「虹の虚塔 総集編」です。他に主婦と生活社からは「砂の金字塔」という作品が出ておりました。「砂の金字塔」は単行本化されましたが、「虹の虚塔」は単行本が出ませんでした。てなわけでちょっとレアな一品です。
最後は付録から。北島洋子「石になった王子」。小学二年生1966年8月号付録です。裏面は「クイズまんが おそ松くん」となっております。
来週はまたもや雑誌が続く予定です。