そろそろ桜の時期です。近所の小学校の桜は5分咲きくらいの感じです。来週の末頃には満開かなぁ。
今週の新着目録です。りぼんが14冊です。少なくて済みませんm(_
_)m。
1971年が1冊、1972年が6冊、1973年が7冊。いままでりぼんはさんざん販売しているので、本当に新規は3冊しかないです。
ネタとしてはりぼん1972年8月号に掲載の巴里夫「赤いリュックサック」ぐらいだろうか。
終戦時の満州からの引き上げをテーマに描いたこの作品は、巴里夫の傑作の一つだと思う。単行本も出ているが、いまだに探す人の多い作品でもあります。最後のページの欄外に「いつか、もう一度よんでみてください」という編集子の言葉がある。多分そういう作品なのだと思う。
この時期のりぼんを読むときの楽しみに、「りぼん漫画スクール」欄がある。今回はここからいくつかピックアップ。
りぼん1972年3月号、柿崎普美「熊をうった少年」努力賞。柿崎普美は1974年頃マーガレットでのデビュー。作品名とかはちょっと不明。
りぼん1972年5月号、陸奥A子「ちょっぴり悲しいファンタジア」佳作。デビュー作とかは解説するまでもないのでパス。
りぼん1972年7月号、槇村さとる「ガラスの墓標」努力賞。その後別冊マーガレット1973年4月号「白い追憶」 でデビュー。
りぼん1972年8月号、内田喜美(内田善美)「女神の泉」努力賞。名前が”内田喜美”になっているが、誤植なのか本当にそうだったのかは不明。
りぼん1972年11月号、開発公子(花郁悠紀子)「妖精の娘」努力賞。デビューは、ちょっと遅れてビバプリンセス1976年4月25日創刊号「アナスタシアのすてきなおとなり」。
りぼん1972年12月号、島津郷子「秋の休暇」努力賞。デビューは週刊マーガレット臨時増刊1973年4月10日号「パリは11月」。ちなみにWikipediaやYOUのホームページ上で1972年のデビューとされているが、1973年の間違いです。
りぼん1973年2月号、矢吹れい子(中山星香)「エコとママと?」佳作。中山星香のデビュー作というと定義が難しいのだけれど、商業誌に載っているという意味では「日ペンの美子ちゃん」となる(初掲載は1972年)。ちゃんとした作品という意味ではビバプリンセス1977年春季号「ヤーケウッソ物語」。
りぼん1973年5月号、奥友志津子「夜明け」佳作。デビューはりぼん大増刊1975年夏休み大増刊「ねじれた時間」。
同じく1973年5月号、重富奎子「あいらぶじゅりい」努力賞。デビューはハッキリしませんが週刊マーガレット1974年1月10日臨時増刊号の「光の中に…」ではないかと推測しております。
来週はまたちょっと未定です。